甚目寺 南大門
じもくじ なんだいもん
市最古の木造建築物 仁王像は福島正則の奉納
尾張四観音の一つである甚目寺は、推古5年(597)の創建と伝えられており、境内からは白鳳期の軒瓦も出土する。
本堂正面に建つ南大門は、入母屋造、杮葺(こけらぶき)の楼門建築で、下層の通路の左右には、阿像(あぞう)・吽像(うんぞう)が安置される。本門は建久年間(1190~)に建立されたと伝えられ、県内でも最古の部類に入る楼門で、源頼朝(みなもとのよりとも)の命を受けた梶原景時(かじわらかげとき)が奉行となり建造したと伝わる。また、江戸時代の書物によれば、仁王像の股をくぐると子どもの疱瘡除(ほうそうよ)けになるとの信仰もあった。
指定区分・番号
国指定重要文化財00130 明治33.4.7指定
所在地
あま市甚目寺東門前24
時代区分
鎌倉
データ
仁王像は、慶長2年(1597)あま市の輩出した戦国武将である福島正則が奉納したもの。
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